
アルテッツァ乗りのKさんから「最近、ミッションの入りが入らないのですけど何かあるのかな?」
ということでいつものお手伝いのあっちゃんとこうちゃんに来てもらい、作業を始めることにしました。

私が試運転してみると、過去の経験から「うーん、これはエンジンマウントが怪しいなぁ?」
取りあえず点検してみよう!!
ということでまずはマウントが見えるようにオルタネータ、エアクリーナその他諸々を取り外してみました。

エンジンをゆすって見るためには、マフラーのフロントパイプを外すことになりました。

ここまで外すとマウントが良く見えます。こうちゃんにエキマニをしっかり揺すってみてくれと合図を出し、
マウントを点検してみました。
すると、どう考えてもマウントが千切れている動きをしています。
「うーん、これは外してしっかり診ないといかんなぁ~」
ということで取り外す作業に取り掛かりました。
これからが地獄の始まりでした。
過去にアルテッツァのマウント交換は引き受けたことが有りますが、その時はエンジンのオーバーホールを兼ねて
行ったのでエンジンマウント単体での交換は初めてです。
画像のように、マウントは見えては居ますが、決して取り外せるような位置にはありません。
ああでもない、こうでもない、と悩んだ結果、メンバーを下ろし、尚且つエンジンをクレーンで吊って中釣りにするという荒業を思いつきました・・・

「やったー!!外れた!」とあっちゃんの嬉しい声で取り外してみると、
「おおおー!!千切れてる!!」とこうちゃんのびっくりした声がしました。
やっぱり思ったとおり千切れていたんですね・・・
それも左右同時に・・・
距離も10万キロ近いということで、Kさんの超ハードな走行にマウントがついていけなかったのかな?

ノーマルでは多分持ち応えれないということで、TRD製のマウントに交換することにしました。
ついでに、ミッションマウントも亀裂が入っていたので交換することにしました。

交換を終え、試運転をしてみると、見違えるようなシフトフィーリングです。
これでKさんもまたサーキットでブイブイ言わせることでしょう。
こんな修理でもお困りの方はご連絡下さい。何とかして見せます。
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