
JZA80スープラ乗りのIさんから「LSDを装着したいんですけども・・・・」と言うことで
交換することになりました。
この車は凄いエアロパーツが装着されていた為サイドステップを取らないと当店のリフトに乗せることが出来ません・・・
サイドステップを取るのにおよそ2時間ほど掛かってしまいました・・・
リフトアップしてみると「デフケースがでかい!!」

やっとの思いでデフケースを取り外し、まずは現状のバックラッシュ寸法を測定してみることにしました。
「基準値から大幅にずれてるなぁ・・・」
とダイヤルゲージをみて嫌な思いがよぎりました・・・

デフケースからノーマルのトルセンLSDを外してピニオンギアの減りも確認することにしました。
「うーん・・・」

これが今回装着することになったATS製純正トルセンデフ対応LSDです。
リンクギアも洗浄してみました。

リンクギアをLSD本体に装着し、サイドベアリングをプレス機にて圧入しました。
ここまでは思いのほか順調に進みました・・・・

LSD本体をデフケースに装着し改めてバックラッシュ寸法を測定してみました。
「こりゃダメだ!!」
やっぱりこうなると思ってたんだなぁ・・・
要するに当店にあるこのシムでは調整する寸法の範囲には到底収まりません。
どうしようかなぁ・・・

翌日考えに考えた末トヨタ部品にある全ての調整シムを購入してみました。
とはいっても、車の年式から到底全ての種類のシムがそろうわけでもなく、手配して来たのはたったこれだけでした。
組み合わせで何とか基準値に収めようと思いましたが、シムの厚さがまばらで・・・無理でした。
また、考えて考えた末一番厚いシムを何と加工して装着してみることにしました。
この作業を繰り返しほぼ24時間程掛かりました・・・

日付は変わり、やっとの思いで基準値に収めることが出来ました。体はもうグッタリです。
デフカバーを接着剤で固定し、デフケースの完成です!!!

あとの作業は取り外した順序の逆ですので意外と早く終了しました。オイルを入れて早速テスト走行してみました。
異音も無く、ガタツキも無く、非常にスムーズな動きをしてくれたので、内心ほっとしました。
明日I君にこの車を手渡すのが楽しみです。
走行インプレッションはまた次回に・・・
こんなLSD交換も行っております。LSD交換でお困りの方はFF及びFR車共に大歓迎ですのでご連絡下さい。
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