
昨日の足回り交換の作業の疲れが今日も響いています・・・
前回加工から出来上がったクランクシャフトの装着からはじめたいと思います。

当然、クランクメタルはすべて新品です。
クランクスラストメタルも新品です。
取り付け前に全てを測定します。

全てのメタルをシリンダーブロック及びクランクキャップに装着します。
ここで出番なのがアメリカ製のプレスゲージです。
長年このメーカーを愛用していますが、最近はかなり入手が困難になってしまいました・・・

このゲージの使用方法は至って簡単です。箱の中からゲージを取り出し、メタルの幅に切り取ってピンセットで慎重に
クランクシャフトの上に乗せていきます。
注意しなければいけないのは、鼻息が荒いと簡単に飛んで行ってしまいます!!

約10数年愛用しているKTC製のアングルレンチです。
このレンチが無いと、このエンジンは組めません・・・
規定角度で全てのボルトを締め付け、逆の手順で全てのボルトを取り外し、クランクキャップを外します。
すると、先ほどの細いゲージが潰れてクリアランスを測定することが出来ます。
測定値が外れている場合は、適正クリアランスになるようにクランクメタルを組み替えることになります。
正直、神経が磨り減ります・・・

数時間後、納得の行くクリアランスが算出でき、クランクシャフトの取り付けが完了しました。
手で回してみると、「シュル、シュル、」回ります。
今日は腰がもげそうなので作業終了です。
おやすみなさい。
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